〜初めてのキッズサンガ〜  鎌倉組 光明寺をたずねて(教区報199号より)

 「キッズサンガ」は従来の日曜学校、子ども会、スカウトなどの枠組みにとらわれずに自由な発想で子どもたちに阿弥陀さまとのご縁をつくっていこうとする運動です。  そのための大きなポイントは、

  1. 子どもたちに本堂に上がってもらい、一緒に阿弥陀さまに手を合わせることを基本と  します。阿弥陀さまとのご縁づくりです。
  2. 門信徒と僧侶がともに協力しあって取り組んでいきます。
 今回は‘初めての子どものつどい’を開催するというので、鎌倉組 光明寺(北條祐英住職)さんを訪ねてみました。
光明寺さんの子どものつどいの大きな特徴としては門徒さん(仏教壮年会や門徒推進委員)が協力して下さることです。
 さて、当日は晴天。そして開始時間11時をまわっても親子1組しかいない。そんな心配をよそに、5分過ぎには14人ほどの子どもたちが集まってくれました。受付でせいてんと冊子、腕輪念珠を配っていざスタートです。
 
 まず住職による、合掌・礼拝、お焼香の作法と意味について。そしておつとめの練習。
 次に全員揃ってのおつとめ(十二礼)と法話、私がゲームを担当し、ここまで約1時間ほど。境内へ移動して、門徒さんのお手伝いによる流しそうめん。子どもたちの真剣なまなざしと笑顔に包まれたあっという間の2時間でした。参加したお母さんは「いつもの常例法話会より子ども向け法話の方がわかりやすい。他のお母さんも誘ってみたい。また是非、参加したいです。」とまずまず。子どもたちも「お寺で遊べるとは思わなかった。」「お寺のイメージがかわった。」「また参加したい。」と笑顔で答えていたのが印象的でした。お手伝い下さった門徒さんも「次回も是非協力したい。いつもとは違う雰囲気で楽しみながらお手伝いしました。」住職も「最初にしてはまず成功。ご門徒の方が私より盛り上がっていました。これからも皆さんの協力を仰ぎながら夏休みや冬休みを使って是非、次回も開催したい。」とホッと満足した様子でした。
   お寺で子ども会などの活動が行われない大きな原因の一つとして、かねてから指摘されているのは、スタッフ不足による「子どもたちへの教化活動の余裕がない」ことであります。しかし光明寺さんは寺族だけではなく、スタッフとして門徒さんと協力しながら取り組んでいました。
“寺院活性化”という大きな目標を持って、出発したキッズサンガ。「お寺が子どもの居場所に」なるための大切な運動です。これから開催してみようと思われるご寺院さま、キッズサンガの相談役にはアドバイザー、そして各組にはサポーターがおりますのでお気軽にご相談下さい。


連絡先

〒104-8435
東京都中央区築地3-15-1 東京教区教務所内
 東京教区キッズサンガ推進委員会
TEL:03-3541-1131


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